GTD(Getting Things Done)

思考をシステムに落とし込み、物事を成し遂げる

    Todoist は世界 No. 1 のタスク マネージャーを作り、皆様の仕事と生活を整えるお手伝いをしています。さらに詳しく


    Getting Things Done(略してGTD)は、生産性コンサルタントDavid Allenによって作成された人気のタスク管理システムです。このメソッドは「頭の中で抱えている情報が多ければ多いほど、注意を向けるべきものを決定するのが難しくなる」というシンプルな真実に基づいています。実際にタスクを処理することよりも、タスクについて考えることに多くの時間を費やしてしまうのはよくあることです。私たちは、情報が頭の許容範囲を超えて溜まってしまうと、ストレスでいっぱいいっぱいになり不安を感じます。

    Allenは、私たちの脳は、情報を保存するよりも、処理することのほうに圧倒的に長けていることに気が付きました(同氏はこれを「あなたの頭は役に立たないオフィスだ」と表現しています)。GTDメソッドは、その頭の混乱を外部のシステムに出し、それを整理することで、適切なタスクに適切なタイミングで取り組めるようになる方法を提示しています。GTDワークフローを正しく実践すれば、「何に取り組むべきか」という質問に対して、いつでも、何かをやりわすれることなく、自身を持って答えることが可能になります。

    あなたが以下のようなことで悩んでいれば、GTDを試す価値があるはずです:

    • 把握しなくてはならないものの量に圧倒されていると感じる

    • 細かいことを忘れてしまわないか心配している

    • 仕事や生活で多くの役割をこなしている

    • 多くのプロジェクトを始めるが、完了できない

    • GTDを一度も試したことがない(誰でも一度はトライすべきメソッドなので)

    このガイドでは、GTDの原則とワークフローと、私たちが考えるGTDを実践する最も直感的な方法をご紹介します。私たちは、TodoistでGTDを実践する方法に焦点を当てますが、ご利用のアプリに関係なく、同じ原則が応用できます。GTDの鍵を握るのは、利用するツールではなく、日常的に実践して、タスクについて考え、優先順位を付ける習慣です。

    Blog BoxCHANGEDActions

    GTDとは? 概要

    PUBLISHEDActionsGTD Getting Things Done Overview

    GTDメソッドは、あなたの脳の混乱をシステム化し、仕事を片付けるための5つの簡単なプラクティスで構成されています:

    1. 把握する: 気になっているものをすべて集めます。大きすぎたり小さすぎたりするものはありません。これらのアイテムは、インボックスに直接入れます。

    2. 見極める: 把握した内容を明確かつ具体的なステップに落とし込みます。そのアイテムがプロジェクト、次のアクション、または資料であるかどうかを判断します。

    3. 整理する: すべてを適切な場所に置きます。カレンダーに日付を追加したり、プロジェクトを他のユーザーに委任したり、参照資料を整理したり、タスクを並べ替えたりします。

    4. 更新する: リストを頻繁に見直して、更新し、改訂します。

    5. 選択する: 重要なものに取り組みます。

    GTDは初期設定に時間とエネルギーの先行投資を必要としますが、継続して行うことでその効果を発揮します。継続すれば、期限を忘れたり、重要なタスクを見逃したりする心配はなくなります。押し寄せてくる情報の波にも冷静に対処でき、自信を持って優先事項を決めることができるようになります。

    いくつかの一見平凡だが、非常に具体的な行動を実践すると、私の経験によれば、成功において重要な要素である洗練された自発性の能力が培われる。

    — David Allen

    GTDの基礎は、これらの5つの簡単な手順ですが、実行は必ずしも簡単ではありません。GTDは、特定のツール、アプリ、または製品を必要としません。Allenは、デジタル用のシステムをつくることすらしていません。むしろ、永続的な生産性システムの鍵は、できるだけシンプルに保ち、できるだけ頻繁にそれを活用することです。ツールは、複雑なプロジェクトに対応するための十分な汎用性を備えている必要がありますが、エネルギーが不足していても維持できるぐらい単純でなければなりません。

    この記事の残りの部分では、上記の5つのGTDプラクティスの詳細を掘り下げ、Todoistでそれらを実践する方法について説明します。また、繰り返しになりますが、どのツールを使用しても原則は変わりません。

    把握する

    GTDを機能させるには、脳内に情報を保存するのを辞める必要があります。To-Do、イベント、アイデア、おすすめの本など、頭をよぎるものは、すぐにインボックスに保存しましょう。GTDにおけるインボックスとは、日常で処理しなくてはならないインプットを視覚的に表現したものです。そのため、物理的またはデジタルどちらでもかまいません。

    インボックスは、思考が生み出すカオスを頭から取り除くためだけに使用します。ここは、整理されているかどうかを気にかける場所や時間ではありません。

    Todoistでは、インボックスは、すべてのインプットを整理するまでまとめておくデフォルトの場所として機能します。ウェブアプリまたはデスクトップ アプリのインボックスに新しいタスクを追加するには、右隅のプラス記号をクリックするか、「q」 を押します。プロジェクトを指定しない限り、タスクはデフォルトでインボックスに追加されます。

    最初のマインドスイープを行う

    GTDを始めたばかりの場合は、将来アクションを起こす可能性があるすべての 「オープンループ(頭をぐるぐる回っている物事)」を完全に書き出してください。それらをタスクとしてTodoistインボックスに追加します。何かを忘れてしまった可能性がある場合は、記憶を呼び覚ますのに効果的なGTDトリガーリストを眺めてみましょう。

    新しいタスクを即座に把握する

    GTDの核をなす原則の一つは、タスクが頭に浮かんだ瞬間外部のシステムに書き起こすことです。Todoistは、コンピューター、スマホ、ウェブブラウザ、メールクライアント、スマートウォッチ、スマートホームアシスタントなどのプラットフォーム間で同期されるため、いつでもどこからでもタスクを入力できます。

    新しいタスクが思い浮かんだときは、すぐにインボックスに追加し、後で整理する習慣を付けてください。タスクをできるだけ早く把握するには、Todoistまたは選択したアプリをインストールすることをお勧めします:

    • コンピューターのアプリ

    • スマホのアプリ

    • お使いのWebブラウザの拡張機能として(ウェブサイトをタスクとして追加できます)

    • お使いのメールソフトのプラグインとして(メールをタスクとして追加できます)

    Todoist アプリを見る

    インボックスを合併整理する

    フォローアップするメールから、アクションとるべきメッセージ、読みたい記事、お買物リスト、参照資料リストなど、Todoistでは他のインボックスを合併整理できます。オープンループで確認するインボックスが少なければ少ないほど、システムを維持するのが楽になります。

    メールまたはチーム・コミュニケーションツールからTodoistにアイテムを送信する:

    • TodoistのGmailおよびOutlookプラグインを使って、メールをタスクとしてすばやく追加する。

    • プロジェクトの転送用アドレスを使い、Todoistインボックスに直接メールを転送する。

    • TwistSlackなどのチーム・コミュニケーションツールにあるメッセージをタスクに変換する。

    PUBLISHEDActions

    GTD Gmail Addon Todoist

    読みたい本や参考資料を把握する:

    • 名刺やイベントのリマインダーの写真を撮り、関連するタスクのコメントに添付する。

    • Dropbox、Google ドライブ、コンピューターからタスクにファイルを添付して、後から読んだり取り組んだりする。

    • IFTTT連携機能で、PocketなどのリーディングアプリをTodoistと連携し、Pocketに記事を追加したら自動でTodoistタスクが作成されるように設定する。

    • Todoist for Chrome、Safari、またはFirefoxをダウンロードして、後でアクセスするURLを保存する。

    • AndroidやiOSのTodoist共有拡張機能を使い、モバイルアプリのページをタスクとして共有する。

    PUBLISHEDActions

    GTD Task Comments

    Blog BoxPUBLISHEDActions

    見極める

    インボックスが一杯になったところで、次のステップに移ります。ここでは、収集したすべてのものをまとめ、具体的なアクションステップに変換することです。インボックスの中の各項目に目を通し、以下のいずれかを実行してください(各ステップの実行方法については、次のセクションで詳しく説明します):

    • 2分以内に終わるものであれば、すぐに完了します。

    • 誰かに任せられる場合は、他の人にその仕事を任せます。

    • もしそれが、後で参照する項目(例: ファイル、文書、記事、連絡先など)であり、実行不可能なものであれば、別の参照プロジェクトにファイルするか、関連するタスクやプロジェクトのコメントに添付します。

    • 特定の日付や時間に行う必要がある場合は、そのタスクに予定日を設定します。

    • そのタスクが不要になったり、実行できなくなった場合は、削除します。

    • 1つのタスクが複数のステップを必要とする場合、そのタスクに関連するすべてのアイテムをまとめるプロジェクトを作成し、プロジェクトを前進させるための次のアクションを1つ特定します。

    PUBLISHEDActionsGTD Todoist Flowchart

    タスクはできるだけ具体的で実行可能なものにしてください。あとで悩まずに済むように、できるだけ多くの情報を追加しましょう。例えば、「母に電話する」は、「誕生日のディナーについて母に電話して話し合う」と入力する必要があるかもしれません。また、「税金」は、「佐々木さんに電話して税金のことを聴く」となるかもしれません。また、佐々木さんの電話番号と具体的な書類のリストをタスクのコメントに添付しておけば、スムーズに実行できます(タスクのコメントについては後述します)。

    PUBLISHEDActionsGTD Bad-vs-Good-To-Do-List

    整理する

    インボックスの中のアイテムが明確になったら、それを適切な場所に分類しましょう。実際には、タスクの明確化と整理はインボックスの整理と並行して行われますが、別々の行動として考えておくと便利です。

    GTDのメソッドでタスクを整理する方法はいろいろありますが、プロジェクトとラベルを組み合わせて使うことをお勧めします。

    単発のタスク

    これらは、2分以上かかるけれども、1ステップで済むタスクです。例えば、「プロジェクトの価格設定に関する内藤さんのメールに返信する」や「車のライセンスを更新する」などです。これらのタスクでインボックスを散らかしたくありませんが、他のプロジェクトにも属さないものです。

    PUBLISHEDActionsGTD One Off Task Project

    • 単発のタスクという新しいプロジェクトを作成します。 

    • インボックスにあるワンステップのタスクを、このプロジェクトにドラッグ&ドロップ。タスク名の左にあるグレーの「ハンドル」をクリックして、左側のメニューにあるプロジェクトにドラッグします。

    • また、タスク欄に「#」と入力してすべてのプロジェクトのリストを表示させ、別のプロジェクトを選ぶこともできます。リストからプロジェクトを選択するか、プロジェクト名を入力し続けると、結果が絞り込まれます。

    PUBLISHEDActionsGTD Move to project

    プロジェクト

    ここまでを行うと、書き出したタスクの多くが、実はプロジェクトであることに気づくはずです。GTDでは、プロジェクトとは、2つ以上のステップを必要とするものを指します。例えば、「寝室の壁を塗る」は、ペンキのサンプルを手に入れる、色を選ぶ、消耗品を買う、壁を下地にするなど、他のタスクを含んでいるのでプロジェクトです。ここでは、Todoistでのプロジェクトの扱い方を紹介します:

    • タスクを明確にしている時に出てきた、複数のステップが必要とされるプロジェクトごとに、新しいプロジェクトを作成します。

    • 関連するタスクをインボックスから適切なプロジェクトにドラッグ&ドロップします。また、タスクをクリックして、タスク欄に「#」と入力すると、プロジェクトのリストが表示され、選択することがします。

    • 他のステップを思いついたら、それをプロジェクト内の新しいタスクとして追加します。

    PUBLISHEDActionsGTD projects list

    重点領域

    「重点領域 」に基づいてプロジェクトをグループ化すると便利です。これは、あなたが人生において責任をおっている様々な領域を指すためのGTDの用語です。これらの領域は、次に何を取り組むかを決定しながら、あなたのより広範な人生の目標に注意を促すツールです。タスクが重点領域の範囲内に収まらない場合は、時間を費やしたいかどうかを再度考えるときかもしれません。あるいは、プロジェクトを「仕事」と「個人」の間で分離することもできます。

    これらは、サブプロジェクトを使用して簡単に実行できます。やり方は次のとおりです:

    1. 重点領域ごとにプロジェクトを作成します。このプロジェクトにはタスクはなく、視覚的に整理するためだけのものです。

    2. プロジェクト名の左にあるグレーのハンドルをクリックして、実際のプロジェクトを先ほど作成した上位の「フォルダ」の下にドラッグしてインデントし、サブプロジェクトにします。

    3. (任意)集中する領域を視覚的にわかりやすくするために、領域ごとに異なるプロジェクトカラーを割り当てます。

    PUBLISHEDActionsGTD Areas of responsibility

    親プロジェクトの下にサブプロジェクトを折り畳むことで、プロジェクトリストをすっきりさせることができるようになりました。例えば、仕事中は仕事のプロジェクトを表示し、個人的なプロジェクトは隠しておくことができ、その逆も可能です。

    物事をシンプルに進めるためには、まずGTDシステムの設定を終えて、自分のワークフローを把握します。必要に応じて、後からプロジェクトをより広いカテゴリーに分けて整理していきましょう。

    次のアクション

    これらは、次の機会に行う明確で具体的な行動を伴うタスクです(例:「オフィスパーティの予算を高村さんにメールする」など)。次の行動は、未来の行動とは別のものです。つまり、いずれは実行するが、今は集中する必要のないステップのことを指します。

    各プロジェクトに「@次」というラベルを付けて、次のアクションを識別します。  ラベルを追加するには、タスク欄に「@」を入力し、タスク名を入力し始めるだけです。

    PUBLISHEDActionsGTD Create new label

    PUBLISHEDActionsGTD Next label list

    予定日 / 予定時間があるタスク

    特定の日時に完了しなければならないタスクについては、スケジュールを決めます。ですが… GTDは、期限に依存しすぎることに警鐘を鳴らしています。特定の日付と時間に実行する必要があるタスクのみをスケジュールしましょう。それ以外の場合は、次にとるべき行動とすべてのタスクリストの定期的な週次レビューで実行するので、安心してください(詳細は後で説明します)。

    タスクの編集中に、スケジュール欄をクリックして、カレンダーから日時を選択することができます。また、「来週の月曜日の午前8時」など、自然な言葉でタスク欄に期日や時間を入力することもできます。  スマートなクイック追加は、タスクを保存する際に自動的に期日を認識してハイライトし、追加します。定期的に繰り返すタスクには、隔週の水曜日のように定期的な期日を入力することもできます。

    PUBLISHEDActionsGTD Smart date Quick Add

    期限付きのアイテムをインボックスから関連するプロジェクトに移動させたり、複数ステップのプロジェクトに関連していない場合は単発のタスクプロジェクトに移動させることができます。

    Blog BoxCHANGEDActions

    PUBLISHEDActionsGTD Google Calendar Todoist

    アジェンダ

    インボックスに入れたアイテムの中には、次のアクションではなく、誰かに送りたいリマインドもあるでしょう。このようなアジェンダアイテムを記録するためには:

    • アジェンダという新しいプロジェクトを作成します。

    • アジェンダの下に、定期的に連絡を取る必要のある人ごとに新しいサブプロジェクトを作成します。例えば、上司や直属の部下など。また、チームやプロジェクトの定期的なミーティングごとにサブプロジェクトを作成するのもよいでしょう(例: 週次マーケティング)。

    • 関連するアジェンダのサブプロジェクトに、提起する必要のある項目をタスクとして追加します。

    • その人と会うとき、あるいは会議に来るときには、関連するプロジェクトを引っ張り出して、カバーしなければならないすべてのアイテムのリストを見る。

    • (任意)アジェンダプロジェクトを関係者と共有し、全員が閲覧、追加、議論するアイテムを割り当てることができるようにします。

    PUBLISHEDActionsGTD Agenda

    参考資料

    参考資料とは、保存しておく必要があり、実行不可能なアイテムのことです(例: 税務書類、読み物、スプレッドシート、ワード文書、電話番号など)。これらはタスクそのものではありませんが、後にタスクを完了するために必要になることがよくあります。Todoistでは、このような補助的な参考資料を、関連するタスクやプロジェクトのコメントに添付して整理することができます:

    • タスク固有の参考資料は、関連するタスクのコメントに添付します。

    PUBLISHEDActionsGTD Reference Materials Task Comments

    • 上位プロジェクトの資料(設計書、ドラフト、共有フォルダ)は、プロジェクトのコメントに添付またはリンクします。

    PUBLISHEDActionsGTD Project Comments

    このようにすることで、いざ作業やプロジェクトを開始する際に、必要な情報がすぐに手に入ります。

    また、特定のタスクやプロジェクトに関連していない参考資料もあるでしょう。例えば、ウェブで保存した記事や、重要な情報が入ったファイル、パートナーの次の誕生日に贈るプレゼントのアイデアなどです。多くの人は、参考資料を整理するために別のメモアプリを使いがちですが、Todoistでもその一部または全部を記録することができます。その方法をご紹介します:

    • 新しく参考資料のプロジェクトを作ります。

    • 参考資料のプロジェクトの下に、参照リストの種類ごとに新しいサブプロジェクトを作成します。例えば、「ギフトのアイデア」、「誕生日」、「連絡先」、「レシピ」などです。

    • 参考資料のタスクは、受信箱からドラッグ&ドロップすることで、適切なプロジェクトに移動できます。または、タスクをクリックして編集し、タスク欄に「#」と入力した後、プロジェクト名を入力して、クイック追加で新しいプロジェクトを選択します。

    • 参考資料のサブプロジェクトを折りたたむには、参考資料の親プロジェクトの左にあるグレーの矢印をクリックします。これにより、リストが見やすくなります。

    PUBLISHEDActionsReference Projects

    保留

    これらは、誰かにアサインしていたり、誰かのアクションを待っているアイテムです。例えば、ブログ記事を書き終えなければならないのに、最後の下書きに対する編集者からのフィードバックを待っているような場合です。このようなタスクには、「@保留」というラベルを付けて識別します。待機中のタスクは、関連するプロジェクトの中に整理しておきます。他のタスクと関連がない場合は、単発タスクプロジェクトの中に整理しておきます。

    PUBLISHEDActionsGTD Waiting For List

    いつかやる

    把握したアイテムの多くは、将来やりたいことのアイデアだけれども、今はまだ作業する余裕がないものです(例: 行きたい場所、読みたい本、やってみたい新しいプロジェクト、ブログ記事のアイデアなど)。これらは後で見直せるようにしておきたいですが、今はシステムの邪魔にならないようにしておきたいものです。

    • 新しくいつかやるのプロジェクトを作ります。

    • 積極的に取り組んでいないが、将来的にやりたいと思っているタスクをすべて追加します。

    • (任意)特定のタイプの「いつかやる」タスク用にサブプロジェクトを追加します。例えば、「(プライベート)いつかやる」と「(仕事)いつかやる」のプロジェクトを分けることができます。

    • 新しい仕事に挑戦するための時間とエネルギーができたときに、いつかのプロジェクトを見直す。

    PUBLISHEDActionsGTD Someday Maybe Project

    誰かに任せられるタスク

    タスクを任せて自分の時間とエネルギーを自由に使えるなら、そうすべきでしょう。Todoistでは、プロジェクトを人と共有し、期限付きのタスクを割り当てたり、コメントでコラボレーションすることができます。

    PUBLISHEDActionsGTD Delegated task

    あなたの状況に応じて、共有の設定は異なります。ここでは、3つの方法をご紹介します:

    • 共同作業をする相手ごとに、個別の共有プロジェクトを作成します(「アジェンダ」のサブプロジェクトを再利用することもできます)。

    • チーム全体で1つの共有プロジェクトを作成します。(作成した場合は、チーム全体が自動的に追加される「チームインボックス」が追加されます。

    • 臨時のコラボレーションが必要な既存プロジェクトを共有します。

    あるいは、この3つのアプローチを組み合わせて使うこともできます。

    ワンポイントアドバイス: 「アサインした人: 自分」というクエリを使って、あなたが委任したすべてのタスクを検索することができます。これは、週次レビューの際に参照するのに便利なリストです。

    コンテキスト

    プロジェクトリストを作成し、タスクを分類したら、今度はコンテキストに取り組む準備ができました。GTDでは、コンテキストとは、与えられたタスクを完了するために必要なツール、場所、人を特定するものです。言い換えれば、コンテクストがあれば、現在の状況で実際に完了できることに集中することができます。例えば、あなたがオフィスにいる場合、自宅での行動をすべて整理して時間を無駄にしたくはありませんよね。

    先ほどのプロジェクトの考え方に沿って、コンテキストを追加する最も簡単な方法は、ラベルを使うことです。GTDでは以下のコンテキストを推奨しています:

    • コンピューター / インターネット

    • 自宅

    • オフィス

    • 買い物

    • 電話

    • どこでも

    また、現在の状況に応じてタスクを素早く分類するために、他の項目を追加することもできます。例えば、「メール」を追加して、すべてのメールを一度に処理できるようにしたい人もいます。また、タスクにかかる時間を示すラベルを追加する人もいます。例えば、次の会議までに15分しかない場合、@15分というラベルを付けておけば、すぐにできるタスクをすべて特定することができます。また、インターネットに接続していないときに行うタスクについては、「インターネット」ではなく「オフライン」のラベルを作成しておくと便利でしょう。

    PUBLISHEDActionsGTD Context Labels 1

    ついつい、何にでもラベルを付けたくなりますが、その誘惑に負けてはいけません。GTDシステムを機能させるためには、それぞれのタスクに正しいラベルを付ける習慣をつける必要があります。そして、ラベルの種類が少なければ少ないほど、記憶に残りやすくなります。

    ラベルを追加するには、左メニューのラベルセクションで「+」ボタンをタップします。また、タスクの編集や追加の際に、タスク欄に@を入力してラベルを追加することもできます。既存のラベルはすべてドロップダウンメニューに表示され、タスク名を入力し続けると結果が絞られていきます。欲しいラベルがまだ存在しない場合は、新しいラベルを作成してリストに追加することができます。

    選択する

    ここで、タスクを明確にし、整理するために費やした時間が報われます。あなたのシステムは、論理的なカテゴリーに整理された、具体的で実行可能なアイテムでいっぱいになり、あなたがすぐに取りかかれる状態になっています。上記のステップで追加されたラベル、プロジェクト、期日は、いつでも「今、何をすべきか」という質問にすぐに答えられるようになっています。

    タスクを明確にして整理することに時間をかけておけば、いざ仕事に取り組むときに、選択の幅が狭くなり、参考資料を探す回数も減ります。次の行動を決めるために、期限付きのタスクを確認したり、ラベルでタスクを絞り込んだり、フィルターを作成してコンテキストに基づいた次の行動を確認したりすることができます。

    日と近日予定画面

    仕事の準備ができたら、左側のナビゲーションメニューにある「今日」をクリックすると、今日中に完了しなければならないタスクが表示されます。また、「近日予定」を開くと、今週と将来の週に予定されているものが表示されます。

    PUBLISHEDActionsGTD Today view

    PUBLISHEDActionsGTD Upcoming View

    ラベルで次のアクションとコンテキストを確認

    すべてのプロジェクトの次のアクションの全リストを表示するには、Todoistの上部にあるクイック検索バーに「@次」と入力します。

    PUBLISHEDActionsGTD Next Actions Context Labels

    PUBLISHEDActionsGTD Next Label

    また、任意のラベルを選択して関連するすべてのタスクを表示することで、タスクをコンテキストごとに素早く分類することができます。例えば、「@買い物」で検索すると、外出中に完了できる「@買い物」ラベルのタスクのリストが表示されます。また、「@保留」と検索すると、完了するのを待っているタスクの一覧が表示されます。

    また、Todoistの左側にあるラベルリストでラベル名をクリックすると、特定のラベルでタグ付けされたすべてのタスクを見ることができます。

    フィルターを使ってさらにカスタムタスク画面を作る

    GTDの醍醐味は、フィルターを使って Todoist に自分だけのタスク画面を作ることです。フィルターとは、保存された検索結果のことで、ワンクリックでリストを並べ替えることができます。フィルターを使うと、以下のような条件でタスクを検索できます:

    • 予定日

    • ラベル

    • 優先度

    • プロジェクト

    • タスクの作成日

    • アサイン者

    • キーワード

    • または、上記のいくつかまたはすべてを組み合わせたもの

    新しいフィルターを設定するには、左側のナビゲーションメニューの一番下(プロジェクトとラベルの後)にあるフィルターリストに行き、リストの一番下にあるフィルターを追加をクリックします。フィルターに名前を付け、表示させたい検索クエリを追加します。

    PUBLISHEDActionsGTD Next Actions Work QueryPUBLISHEDActionsGTD Next Action Work Filter View

    GTDの場合、最も関連性の高いラベルは、「@次のアクション」と重点領域やコンテキストを組み合わせたものになるでしょう。例えば、仕事中にできるすべての次のアクションのフィルターを設定するには、「##仕事 & @次のアクション」というクエリを使用します。これにより、「仕事」プロジェクトと関連するサブプロジェクトの中で、「@次のアクション」のラベルを持つすべてのタスクが表示されます。また、"@次のアクション & @オフィス "というクエリを使って、オフィスでできる次のアクションのフィルタを作成することもできます。

    最も便利なタスク画面は、特定のニーズによって異なりますが、一般的によく使われる便利なものをご紹介します:

    Blog TableCHANGEDActions

    最も重要なタスク画面をお気に入りに追加すると、左側のナビゲーションメニューのプロジェクトリストの上に表示されます。フィルター、ラベル、プロジェクトを右クリックして「お気に入りに追加」を選択するだけです。すると、そのフィルターがナビゲーションパネルに表示されます。

    レビュー

    毎週、すべてのリストに目を通し、タスクを整理し、システムをスムーズに稼働させる時間を確保しましょう。見直しをすることで、変化に対応したり、意識を再集中させたり、次の行動を特定したり、ワークフローを振り返ることができます。

    デビッド・アレンは、この週次レビューを「成功のための重要な要素」と呼んでいます。システムを頻繁に見直すことで、ただ単に実行しているのではなく、正しいことを実行しているかどうかを確認できるからです。

    まずは、TodoistのGTD週次レビューテンプレートをプロジェクトリストにインポートします。このテンプレートには、毎週のレビューを完了するために必要なすべてのステップが含まれています。サブタスクやタスクコメントを追加してテンプレートをカスタマイズし、すべてのインボックスのリストや現在の重点領域を保持したり、1週間の反省点を記録したりします。

    PUBLISHEDActionsGTD Weekly Review Template

    タスク欄に繰り返しの予定日を設定し、毎週のレビューをスケジュールしましょう。毎週日曜日の午後5時」のように自然な言葉で日付を入力するだけで、タスクを保存したときにTodoistが自動的に認識してスケジュールしてくれます。

    Blog BoxPUBLISHEDActions


    世界中の何百万人もの人々がGTDで人生が変わったと証言するのには理由があります。GTDを徹底することは誰にでもできることではありませんが、心配事を減らし、より多くのことを行うための習慣を身につけることはできるでしょう。ストレスを減らし、生産性を向上させたい人は、一度はGTDを試してみてはいかがでしょうか。

    GTDのどの部分が自分に合っているか、ぜひお試しください!

    Laura Scroggs

    Lauraは、ミネソタ州ミネアポリスに住むフリーランスのライターであり、博士号候補かつパグのママでもあります。

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