何年も信頼してきたツールに別れを告げるのは、簡単ではありません。多くの方々にとって、レガシー Google カレンダー連携機能がどんなに大切な機能であったかも理解しております。こちらの記事では、この変化について説明し、なぜ今回の移行が毎日のタスク管理や予定管理にとって、よりよいものになるのかについて解説します。
ステップ・バイ・ステップの方法に従って、切り替えを行いましょう。また、慣れ親しんでいるワークフローを維持するために、便利な回避策を学んだりしましょう。新しいカレンダー連携機能に関するよくあるご質問に対する回答も記載しています。
詳細は下記をご覧ください
2025 年 3 月 10日に、レガシー Google カレンダー連携機能を廃止し、新しいカレンダー連携機能に完全移行します。
レガシー カレンダー 連携機能は、2017 年から、多くの皆様のタスクとカレンダー イベントの管理をサポートしてきました。しかし、いくつかの課題もありました。同期の信頼性の問題や、タスクやカレンダー イベントが複製されて表示されたこともありました。これらは、多くの方を悩ませたことでしょう。
数年にわたるユーザーの皆様からのご意見を参考に、新しい Google カレンダー連携機能を 2024 年 6 月にリリースしました。こちらは、Todoist のカレンダーに関して、よりサステイナブルな未来をつくることを目指しています。今回の廃止は戦略的な決定で、レガシー連携機能のサポートを廃止することで、皆様のワークフローに役立つ、より堅牢で信頼性の高い解決策を構築するためにリソースを割くことができます。
切り替える
新しいカレンダー連携機能は、レガシー版のコアな機能を採用しており、いくつかの改善点があります:
- 1 日の予定が一目でわかる:カレンダー イベントと Todoist タスクが 今日と 近日予定画面に並んで表示されます。
- 現実的なプランを作成:時間ごとのタイム ブロッキングをカレンダー レイアウト(有料プランで利用可能)で使用しましょう。
- 双方向同期:信頼度がアップした、Google カレンダーとの双方向同期。
- 今後予定されているアップデート:Outlook を含む他のカレンダー プロバイダーのサポートが間もなく公開予定です。
カレンダー連携機能は一つの改善点ですが、皆様から喜びの声も寄せられています。500,000 人超の人々がすでに新しい連携機能に切り替えており、すばらしいフィードバックをいただいています:
「このカレンダー機能は、いくつかのパワフルな方法で、ワークフローに抜本的な影響を与える可能性を持っています。これから、この機能がどの様に開発されていくのか、とても楽しみです。すばらしいものを作ってくださり、ありがとうございます!」
– Jonuzzy, 2014 年からの Todoist プロ ユーザー
さらに、これはデータでも示されています:カレンダー連携機能を使う人々は、他の方法を使う人々と比べて 3 倍以上も 1 週間のゴールを達成しやすいとのことです。
変化を受け入れるのは簡単ではありませんが、このアップデートによって、皆様がよりクリアかつより生産的な方法で皆様の時間を管理できるようになると確信しています。
新しいカレンダー連携機能に移行する
新しいカレンダー連携機能に切り替える方法はこちらです:
ステップ 1:現在利用中の連携機能を確認する
- https://todoist.com で Todoist にログインします。
- 左上のあなたのアバター画像をクリックします。
- 設定を選びます。
- 連携機能タブをクリックします。
「Google カレンダー(レガシー)」と「この連携機能を解除する」ボタンが表示されている場合は、レガシー版をご利用中のため、3 月 10 日よりも前に切り替えが必要です。
ステップ 2:レガシー連携機能を解除する
Google カレンダー(レガシー)セクションの下の、この連携機能を解除するボタンをクリックします。次に、連携解除を再度クリックして、確認します。
ステップ 3:古い同期済みのイベントやタスクを削除する
警告
データ損失を避けるため、必ずはじめに、レガシー連携機能を解除してから、こちらのステップを実行してください。
- https://todoist.com で Todoist にログインします。
-
レガシー連携機能が、Google カレンダー イベントを同期したプロジェクトにアクセスします。
どのプロジェクトが同期したかわからない場合は、Goolge カレンダー上で同期された Todoist タスクを見つけ、Todoist 内でそのタスクを検索します。
- Google カレンダーから同期されたすべてのタスクを一括選択して、削除します。
- Google カレンダーを開いて、マイ カレンダー セクションを見つけます。
- Todoist アカウントと同期したもの以外のカレンダーの選択を解除します。これは、他のカレンダーからのイベントを誤って削除しまうことを防ぐためです。
- Todoist から同期されたイベントを右クリックして、削除を選びます。Todoist プロジェクトから同期されたすべてのイベントに対してこの手順をリピートします。
レガシー連携機能を、新しく作成されたTodoist Google カレンダーで作成した場合は(これは、デフォルトでそうなります)、横にある 閉じるアイコンをクリックします。
ステップ 4:新しい Google カレンダー連携機能を設定する
詳細なガイドに従って、新しい Google カレンダー連携機能に接続します。
Google カレンダーまたは Todoist から作成された複製を削除する
- https://todoist.com で Todoist にログインします。
-
あなたのアバター画像をクリックします。
- 設定を選びます。
- カレンダー タブをクリックして、タスクをカレンダーに同期するを一時的にオフにします(このオプションをご利用中の場合)。 これにより、新しいカレンダー連携機能によって作成された Todoist カレンダーが削除され、誤ってこれを削除してしまう事態を防げます。
- レガシー連携機能によって、Google カレンダー イベントが同期されたプロジェクトを開きます。どのプロジェクトが同期されたか不明な場合は、Google カレンダーで同期されている Todoist タスクを見つけて、そのタスクを Todoist で探します。
- Google カレンダーから同期されたすべてのタスクを一括選択して削除します。
- Google カレンダーを開いて、マイ カレンダー セクションを見つけます。
- Todoist アカウントと同期したもの以外のカレンダーの選択を解除します。これは、他のカレンダーからのタスクを誤って削除しまうことを防ぐためです。
-
Todoist から同期されたイベントを右クリックして、削除を選びます。Todoist プロジェクトから同期されたすべてのイベントに対してこの手順をリピートします。
代わりに、レガシー連携機能を新しく作成された Todoist Google カレンダーで作成した場合は(これは、デフォルトでそうなります)、横にある 閉じるアイコンをクリックします。
- Todoist に戻ります。
- カレンダー タブに戻ります。
- タスクをカレンダーに同期するをオンにします(このオプションを利用する場合)。
レガシー機能に代わる回避策
レガシーから新しい Google カレンダー連携機能への移行により、皆様が今まで信頼していたワークフローが使えなくなる可能性があることも存じております。新しいワークフローに慣れるまで、時間はかかりますが、あらゆる方法でサポートしたいと考えております。下記は、皆様が新しい連携機能に慣れるのをサポートするためのいくつかの提案です:
カレンダー イベントをタスクとして Todoist に表示したいのですが
新しいカレンダー連携機能では、カレンダーの予定が、完了マークを付けることができる普通のタスクとしてではなく、別枠に「イベント」として表示されます。同期されたイベントは、タスクと共に今日と近日予定画面に表示されるため、ToDo と、カレンダーに入れた他の予定とをより簡単に区別できるようになっています。
それでもなお、イベントを、Todoist で完了にできるタスクとして表示されたい方は、これと類似する機能を、Zapier、Make、n8n などの自動化ツールを作成して利用できます。
カレンダー イベントを Todoist タスクとして同期したい場合は、Zapier を回避策として利用できます。こちらはサードパーティの連携機能ですが、この機能を実現するための柔軟な方法を提供しています。
設定は、こちらの Zapier の記事の手順に沿って行います: 新しい Google カレンダー イベントを Todoist に追加する。
仕組みをよく理解するために、こちらの動画もご覧になることをお勧めします。
カレンダー イベントを Todoist タスクとして同期したい場合は、Make を回避策として利用できます。設定方法はこちらの手順に従ってください:
- Make で、Todoist の連携機能ページにアクセスします。
- アカウントのサインアップを行うか、Make にログインします。
- 新しいシナリオ ボタンを作成するをクリックして、連携の設定をはじめます。
- Todoist の連携機能ページのツールとガイドを使って、Google カレンダーをトリガー(例:「イベントをみる」)として、Todoist をアクション(例:「タスクを作成する」)として設定します。
- イベントの件名とタスク名、イベントの開始時間とタスクの予定日など、フィールドを一致させて、データ マッピングします。
- 連携機能を有効化します。
Todoist 連携機能の詳細な手順と高度な設定については、Make のヘルプ センターをご参照ください。
カレンダー イベントを Todoist タスクとして同期したい場合は、n8n を回避策として利用できます。設定方法はこちらの手順に従ってください:
- Todoist の連携機能ページにアクセスします。
- n8n のアカウントにサインアップするか、既存のアカウントにログインします。n8n のセルフ ホストをご希望の場合は、インストール ガイドをご参照ください。
- 新しいワークフロー ボタンをクリックして、自動化を作成します。
- Google カレンダーからデータ(例:イベントの件名と開始時間)を、対応する Todoist タスクの入力欄にマッピングします。
- ワークフローをオンにして、タスクを自動同期します。
詳細については、n8n の記事を確認するか、n8n コミュニティに参加してサポートを依頼してください。
特定のプロジェクトのタスクだけを、自分の Google カレンダー アカウントの、指定したカレンダーに同期したいのですが。
特定のプロジェクトを選んで、そのタスクを指定されたカレンダーに同期するということは、新しいカレンダー連携機能ではできません。しかし、この機能を排除した訳ではなく、こちらは将来的なアップデートに追加する予定です。
それまでの間、いくつかのサードパーティの連携機能では、Todoist タスクをより詳細な方法で Google カレンダー アカウントに同期する方法を提供しています。これらのいくつかのサービスでは有料サブスクリプションが必要になることもあります。これらのオプションをご覧になり、お客様のニーズに合った最適な解決策を見つけることをお勧めします。
こんな機能が欲しいなどの、ご意見やご感想をぜひお聞かせください。皆様からの意見が、今後のアップデートを形作る、重要な役割を果たします。
お問い合わせ
新しい連携機能に切り替える際に、問題が発生した場合は、Todoist ウェブ アプリにアクセスして、連携機能を再同期できます。あなたのアバター画像→ 設定 → カレンダーをクリックして、再同期を選びます。
新しいカレンダー連携機能についてお困りのことがありましたら、当社にお問い合わせください。私たち — セルジオ、ケイタ、マリージャと他 14 名のチームメイトが連携機能の問題解決に向けてサポートいたします。
よくあるご質問
2017 年以降、レガシー Google カレンダー連携機能では、Todoist と Google カレンダー間の双方向同期が可能でした。こちらは人気の高い連携機能であることが証明されていますが、多くの同期の信頼性の問題を抱えており、複雑なアーキテクチャにより、信頼できる直感的なエクスペリエンスを提供することに限界点がありました。
複数年に及ぶユーザーの皆様からのご意見を参考に、新しいカレンダー連携機能を 2024 年 6 月にリリースしました。これからの Todoist のカレンダーが、よりサステイナブルなものになるようにデザインされています。新しい Google カレンダー連携機能が堅牢なものになるように注力したおかげで、将来的にもっとワクワクするような可能性が開けました。(ヒント:その他のカレンダー プロバイダーの、Outlook をサポートする機能が間もなく公開予定です。 🥳 さらに、複数のカレンダー アカウントとも同期できるようになる予定です)。
共有プロジェクトでタスクを複製すると、それぞれを担当者にできます。
いいえ、Todoist に必要な許可を付与するために、新しい Google カレンダー連携機能には、お客様ご自身で接続していただく必要があります。設定中に、Todoist アカウントを Google アカウントを連携し、連携機能を認証するように求められます。2025 年 3 月 10 日より前に、新しい連携機能に切り替えることを選択できます。後で行う場合は、当社側でお客様のアカウントからレガシー連携機能を 2025 年 3 月 10 日に削除し、その後でお客様は新しい Google カレンダー連携機能の設定を行うことができます。
注
Todoist は、皆様がスケジュール済みのタスクをイベントとして同期できるように、Google カレンダーの権限の全範囲をリクエストします。当社は、いかなる方法でも、Todoist データベースにイベントを保存したり、それらにアクセスすることはありません。当社が保存するのは、各カレンダーのリファレンスだけです。これを保存することで、皆様がカレンダーを選んで、Todoist でイベントを閲覧できるようになります。
データ損失を避けるために、正しい順番で、ステップに従うようにしてください:
- レガシー連携機能を解除します。2025 年 3 月 10 日より後で、既にレガシー連携機能が削除されている場合は、このステップを飛ばします。
- レガシー連携機能で作成されていた古いタスクまたはイベントをすべて削除します。
- カレンダーの設定から新しい Google カレンダー連携機能を設定します。
当社は皆さまからのご意見を大切にしており、コミュニティからのフィードバックに基づいて、常に Todoist をよりよいものにするように心がけています。連携機能の廃止についてのフィードバックをこちらからお送りください。頂いたフィードバックに目を通し、参考にさせていただきます。
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